ホスティングサービス(レンタルサーバ)を選ぶ際の注意点

ホスティングサービス(レンタルサーバ)を選ぶ際の注意点

ホスティングサービス（専用サーバ、共用サーバ、VPS、クラウドサービス）を選ぶ際に注意しなければならない注意点を挙げます。

ホスティングサービス(専用サーバ)

■LBのセッション維持方法がソースIPによる方法しか提供されない
　LBにはより多くの機能を持っているが、ホスティングサービスで提供されるLBはその機能のほとんどが利用できません。
　その一つがセッション維持方法がソースIPでのみであることです。モバイルの場合、移動中にソースIPが変わることもあるので別サーバに振分けてしまう可能性があるためセッション情報のレプリケーションを考える必要があります。

■FW配下に別システム(ユーザ)が同一セグメントに存在する可能性がある
　ネットワーク機器のFWがあるから安心してはいけません。ホスティングサービスの中には同一セグメントに複数のシステムが混在している場合があるので、しっかりiptables等のホストFWを設定する必要があります。


ホスティングサービス(専用サーバ)の紹介

ホスティングサービス(共用サーバ)

■独自SSL証明書が使えない可能性がある
　共有SSL証明書のみしか提供していないホスティングサービス(共用サーバ)は、運営しているサイトのドメイン名のSSL証明書が使えません。
　エンドユーザが信用ならないサイトと思うかもしれませんので、信頼されるサイトを運営したい場合は気をつけてください。

■複数サイトの運営できるホスティングサービスでも独自SSL証明書を使えるのは１サイトのみの可能性がある
　独自SSL証明書と複数サイトの運営ができることを謳っている場合でも、独自SSL証明書は１サイトのみの可能性があるので確認をしてください。

■利用可能モジュール(パッケージ)の事前確認が必要
動的ページでサイトを構成している場合、利用しようと思っていたモジュールが利用できないことがあります。
プログラムの仕様を決定し、利用したモジュールがあるのかを確認してから共用サーバを選んでください。


ホスティングサービス(共用サーバ)の紹介

ホスティングサービス(VPS)

■ネットワークFWがない場合が多い
　ネットワークFWがサービスとしてないことが多いので、事前に確認する必要がある。その際は、ホストFWを適切に設定する必要がある。

■監視サービスが充実していない
　監視サービスがほとんど用意されていないことが多いようです。 　数日間、サイトが停止していることに気づかず過ごしてしまうことがありますので、別途監視を考慮することをお薦めします。


ホスティングサービス(VPS)の紹介