Webアクセスログ解析の手段

Webアクセスログ解析の手段

WEBアクセスログを解析する手段として、一般的には以下の手段がある。
・WEBアクセスログ解析プログラム
　　「アクセスログ型」解析 ・WEBアクセスログ解析サービス
　　「ビーコン型」解析

アクセスログ解析プログラム「アクセスログ型」

アクセスログ型は、Webサーバに記録されるアクセスログを解析するタイプのため、既存ページに対しても簡単に導入することができる。しかし、クライアント側やProxy側のキャッシュですべてのアクセスを解析できないという問題があります。

アクセスログ解析「オープンソース」

・Analog
・WebAlizer
・AWStats

アクセスログ解析「商用ソフトウェア」

・SiteTracker
・WebTrends
・Urchin

アクセスログ解析サービス「ビーコン型」

ビーコン型は、各ページが表示される時に実行されるスクリプトをHTMLに埋め込むことで、「アクセスログ型」の問題を解決しているアクセスログ解析方法です。
問題点としては、静的なHTMLや動的にHTMLを生成するプログラムに、このビーコンプログラムを埋め込む必要があり、すべてのページに導入することを考慮する必要があります。

無料のアクセスログ解析サービス

・Ace-analyzer
　　簡単設置＜無料＞アクセス解析ツールで、大きな売上成果をGET！
・忍者アクセス解析
・Google Analytics

アクセスログ解析の重要性

アクセスログ解析の重要性

WEBサイトのアクセスログ解析をすることには、以下の２つの役割がある。
・システム管理者、サーバ管理者がシステムの安定稼動させるためのアクセスログ解析
・サイト企画者、Webデザイナーなどがマーケティング結果を評価する目的のアクセスログ解析

以前まではシステム管理者がシステムの安定化のためのアクセスログ解析が主流でしたが、今ではマーケティング効果、SEO対策やSEM対策という観点からのアクセスログ解析が行われている。

サイト企画者、Webデザイナーの観点からの解析の効果

■離脱画面の解析
　どのページが分かりづらいのかを判断でき、訪問者を実際の購入者へと導くための具体的な改善策を検討できる。
■リスティング広告効果を解析
　効果的なリスティング広告の効果測定が行える。。
■サイト訪問者の行動を分析（サイトのページごとの利用時間分析やサイト内の経路分析など）
　サイト訪問者を顧客化するための方策やリピート訪問者を増やすための手段を発見できる。

WEBアクセスログ解析の関連記事
・WEBアクセスログ解析
・WEBアクセスログ解析を活かすウェブ解析士
・WEBアクセスログ解析ツールの導入(ace-analyzer)

セキュリティ対策としての脆弱性診断

セキュリティ対策としての脆弱性診断

セキュリティ対策として、いくつかの対策がありますが一番効果的なことはやはり脆弱性箇所をなくすことです。
そのために脆弱性診断が必須ではありますが、ひとことで脆弱性診断には大きく分けて２種類あります。


脆弱性診断には、【OS、ネットワークOSレベルの脆弱性診断】と【APレベルの脆弱性診断】です。
■OS、ネットワークOSレベルの脆弱性診断
　OSレベル、ミドルウェアレベルの脆弱性診断を行うため、インフラ担当者としては最低限クリアすべきです。
　対処方法としては、

　１．余分な情報(バナー)を出さない。
　２．不要なサービスを停止する。
　３．設定ミスをなくす。
　４．パッチ適用する

　などAPレベルの対処方法と比べると比較的定常化されており簡単です。

　 ■APレベルの脆弱診断
　APレベルの脆弱性診断は、サイトごとに異なる脆弱性を診断するため高度で手間がかかります。
　一般的な下記の攻撃があります。

　１．認証
　２．承認
　３．クライアント側での攻撃
　４．コマンド実行
　５．情報公開
　６．ロジックを狙った攻撃

■脆弱性のないアプリを作るために

体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方　脆弱性が生まれる原理と対策の実践

セキュリティ対策の関連記事

・脆弱性診断の種類
・NTT東日本の脆弱性診断サービス
・VPS上で動かすウィルス対策ソフトに注意
・ウィルス感染経路を把握する